<中華経済>東風柳州汽車に地元政府が資金注入か、日産などの追加投資に呼び水―中国

Record China    2009年6月18日(木) 19時57分

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18日、広西チワン族自治区柳州市政府が、現地のトラック・軽乗用車メーカー、東風柳州汽車に4億5000万元の資金注入を計画していることが明らかになった。写真は東風柳州汽車公司のトラック。

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2009年6月18日、広西チワン族自治区柳州市政府が、現地のトラック・軽乗用車メーカー、東風柳州汽車に4億5000万元の資金注入を計画していることが明らかになった。経済観察報が伝えた。

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東風柳州汽車へは現在、東風汽車が37.5%、日産自動車が37.5%、柳州市政府が市国有資産監督管理委員会直属の柳州工業控股公司を通じて25%を出資している。市政府の資金注入が、増資によるものか、単純な資金援助によるものかは分かっていないが、増資となった場合は出資比率に変更が生じるため、東風汽車と日産自も追加出資の可能性について検討を迫られる。また単純な資金援助となった場合でも、東風汽車と日産自は主要株主である柳州市の意向を組み、東風柳州汽車への資金投入を増やさざるを得ない状況も出てくる。

背景にあるのは、東風柳州汽車の乗用車分野を成長させたいという市政府の思惑だ。東風柳州汽車は07年、市政府の後押しで自主ブランドのハッチバック乗用車「風行景逸」を開発した。ただ東風汽車と日産自は同ブランドに対する協力に消極的で、日産自は生産技術と品質管理面で支援を行ったのみ。「風行景逸」のエンジン、シャシーなどのコア部品はすべて欧州企業から調達した。東風汽車に至っては、近く親会社が打ち出す自主ブランド車「風神S30」と「風行景逸」が競合する可能性すら出てきた。柳州市政府は、東風柳州汽車への資金注入を他2株主からの資金投入の呼び水とし、「風行景逸」の生産強化のための資金源を確保したい考えとみられる。(翻訳・編集/東亜通信)

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