飼い犬管理条例公布で野良犬が激増=最後は食肉の悲惨な運命―広東省広州市

Record China    2009年6月18日(木) 13時34分

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2009年6月、広東省広州市では捨てられて野良犬となったペット犬が増えているという。来月1日から一世帯当たりの飼い犬数が一頭に制限されたことが影響したものとみられる。写真は広東省で撮影されたペット犬。

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2009年6月、広東省広州市では捨てられて野良犬となったペット犬が増えているという。来月1日から一世帯当たりの飼い犬数が一頭に制限されたことが影響したものとみられる。17日、南方日報が伝えた。

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今年3月、「広州市飼い犬管理条例」が公布された。従来、飼い犬の登録には1万元(約14万円)という高額な手続き費用が必要だったが、新たな条例では500元(約7000円)にまで引き下げられた。愛犬家にとってはまぎれもなく福音だが、問題は同条例が一世帯につき飼い犬一頭に制限したことにある。

条例の影響から市内の野良犬が増えているという。またペット犬価格も暴落、なんと子犬が一頭5元(約70円)で取り引きされた例もあったという。こうした激安のペット犬は予防注射を受けていないため病気になりやすく、治療に多額の費用が必要となるため、捨ててしまう飼い主も多いという。

現在、広州市には10万頭もの野良犬がいると推定されているが、保護団体などの救助を受けられるのはごく少数。大多数は飢餓に苦しみ、交通事故や人間のイジメに遭って死んでいく。さらに恐ろしいのは野良犬を狙う専門の業者がいること。ある地域では一斉に野良犬がいなくなる事態が発生したが、おそらく業者が捕獲した後に食用としてレストランに送っているという。(翻訳・編集/KT)

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