子を産むなら“家の柱”たるべき男の子を!アジア系住民に根強い男尊思想―米紙

Record China    2009年6月17日(水) 21時28分

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15日、米国で暮らすアジア系住民は今もなお根強い男尊女卑の思想にとらわれており、「子供を産むなら男の子を」と願う親が多いという研究結果が出た。写真はニューヨークのチャイナタウン。

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2009年6月15日、香港の「中国評論新聞」はニューヨーク・タイムズの記事を引用し、米国で長年暮らすアジア系住民は今なお男尊女卑の思想にとらわれていると報じた。

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コロンビア大学の教授2人が2000年の人口調査を基に分析した報告によると、米国の各民族の新生児男女出生比率は平均で1.05対1だが、中国系、韓国系、インド系だけの数字で見ると、第1子が女の子の場合、第2子の男女比率は1.17対1、第1子と第2子がともに女の子の場合、第3子の比率は1.51対1に跳ね上がる。これは、どうしても男の子が欲しい家庭では試験管ベビーや精子分離法などを利用して男の子が確実に生まれる道を選ぶか、女の子を妊娠したとわかった時点ですぐに中絶手術を受けるためだと同教授らは分析している。これを証明するかのように、ニューヨークで今年3月にオープンした男女産み分け法を教える妊娠研究所は、中国語とヒンディー語の広告をたびたび出している。

特に中国系移民の間では、「家を継ぐのは男子」や「男は家の柱」という考え方が根強く、男の子を生みたいと考える家庭が多いという。実際にあったケースでは、第1子に女の子を出産した中国系移民の母親が再び女の子を妊娠、ガッカリした母親は人工中絶を考えたが医師に説得され、今は第3子に望みをかけているという。(翻訳・編集/本郷)

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