「消毒済み食器」は実は未消毒!?半数が闇工場で製造―吉林省長春市

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9日、レストランなどで広く使用される「消毒済み食器」だが、吉林省長春市ではその半数が闇工場で製造されていることが分かった。もちろん衛生上の保証はない。写真は摘発されたアモイの闇工場。

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2009年6月9日、新華網によると、レストランなどで広く使用され衛生的とされる「消毒済み食器」だが、吉林省長春市ではその半数が衛生上の保証のない闇工場で製造されていることが分かった。

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消毒済み食器は、消毒の上、ビニールでラッピングされたもので、衛生上の面から中国国内で急速に普及し、外食産業にとっては不可欠な存在となっている。業界関係者によれば、吉林省長春市では毎日15万人分の消毒済み食器が使われているが、その半数が闇工場で作られているという。

闇工場が増えた原因は低価格競争にある。消毒済み食器の急速な普及により、当初は売れ行きも好調で利益も見込めたが、2008年ごろから参入企業が急増し、競争が激化した。本来ならば、食器の殺菌には多くの工程があり相応のコストがかかるが、低価格化により利益が見込めなくなったことで、消毒工程の大半を省き衛生許可証も取得できない闇工場が生き残るという結果になった。

公衆衛生の専門家は、食中毒などが増える夏を前に、食器を媒介した病気の伝染が懸念されると指摘している。(翻訳・編集/岡田)



   

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