省エネ・環境産業への巨額投資に期待かかる、問題山積み?―中国

Record China    2009年6月12日(金) 21時11分

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8日、中国国家発展・改革委員会エネルギー研究所の李俊峰副所長はこのほど、環境保護に関連する新エネルギーの産業振興計画「省エネと環境保護産業の振興計画」がまもなく公布されることを明らかにした。写真は江西省の工業排水処理場。

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2009年6月8日、中国国家発展・改革委員会(発改委)エネルギー研究所の李俊峰(リー・ジュンフォン)副所長は、5日に開催された「第2回中国クリーン技術産業投資・融資フォーラム」の席上で、環境保護関連産業の振興計画「省エネと環境保護産業の振興計画」がまもなく公布されることを明らかにした。21世紀経済報道が伝えた。

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李副所長によると、同計画には環境保護、クリーンエネルギー、リサイクル、再生可能エネルギー、生分解性製品の推進などが盛り込まれ、すでに各業界ごとに座談会などを開催し、広く意見を求めてきている。同計画が公布・施行されることによって、中国の省エネ・環境保護産業の発展に拍車がかかることが期待されている。

また、国家科学技術部の馬頌徳(マー・ソンダー)副部長は「長期的にみれば、中国のクリーンエネルギー産業発展の前途には大きな期待が持てる」との見方を示している。関係部門によると、2005〜2020年までの期間の省エネ・環境保護などクリーンエネルギー産業に対する投資額は、風力発電だけに限っても4000億元(約5兆6000億円)以上に上り、全体では18兆元(約252兆円)に達する見込みだという。

しかし一方で、あるファンドの責任者は「中国の省エネ・環境保護関連に対する投資には問題がある」と語り、製品の品質の問題やオリジナル技術の不足、部品製造からアフターサービスやメンテナンスまでの産業としての一貫性が欠落していることなどを指摘している。(翻訳・編集/HA)

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