<GM>不沈神話崩れる、「まるでタイタニックの悲劇」―中国メディア

Record China    2009年6月2日(火) 17時23分

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1日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が破産法を申請し、経営破綻したことについて、中国メディアは「まるでタイタニックの悲劇だ」と報じた。写真は4月、上海モーターショーでGMがビュイックブランド展示した新型「ラクロス(君越)」。

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2009年6月1日、米産業の象徴的存在だった米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が破産法を申請し、経営破綻したことについて、中国国営新華社通信(電子版)は「まるでタイタニックの悲劇だ」と報じた。

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20世紀の米経済を牽引し、「絶対に沈まない」と信じられてきたGMが破産法を申請し、国有化された。記事はこの悲劇の原因を「世界的な金融危機は引き金に過ぎない。致命的な問題は早くから存在していた」と指摘する。その「致命的な問題」とはビッグ3の座にあぐらをかき、時代の流れを読む努力を怠っていたこと。ガソリン安を良いことに燃費の悪い大型車の生産に固執した結果、時代が求めるエコカーなどの開発・投入が後手に回り、ガソリン高の影響で消費者の大型車離れが進み販売台数が伸び悩んでからも、高い労働コストを下げることはなかった。

不沈神話がもろくも崩れ去ったGM。中国国内にも8つの合弁会社と2つの子会社を持ち、総従業員数は2万人を超える。だが、記事は中国でのブランド力の強さや売れ行きの良さを挙げ、「大きな影響を受ける理由はない」と分析。「『新生GM』になればその勢いはさらに増すだろう」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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