2009年6月1日、1日付第一財経日報によると、広州汽車集団は、福建省汽車工業集団の出資に向け調整に入った。同社は先ごろ、SUVメーカーの長豊汽車への29％出資を発表したばかり。M＆A（企業の合併・買収）の奨励を盛り込んだ政府の自動車向け産業支援策を追い風に、国内シェアの拡大に攻勢をかける。

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福建省汽車工業集団は現地政府系の自動車メーカーで、台湾の裕隆集団、中華汽車との共同出資によるマイクロバス生産の東南汽車や、大中型トラック生産のアモイ汽車、ダイムラークラスラーとの合弁の福建ダイムラー汽車工業などを傘下に持つ。福建省政府は今年2月、同社グループの再編案をまとめ、国内の有力メーカー数社に同社への事業参画を打診していた。

そこで浮上したのが広州汽車集団。東南汽車に出資する方向で福建省汽車工業集団と交渉中とされる。また北京汽車が、福建ダイムラー汽車の資本提携先として有力視されている模様だ。（翻訳・編集/東亜通信）