端午節を世界遺産に!登録の可能性も=商業的動機があらわ―香港紙

Record China    2009年6月1日(月) 14時56分

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2009年5月29日、香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は記事「文化遺産?それともブランドの保護か?」を掲載した。写真は漢族の伝統的な衣装・漢服をまとい古代の詩人・屈原をしのぶ儀式を行う広西チワン族自治区桂林市の市民。

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2009年5月29日、香港の英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は記事「文化遺産?それともブランドの保護か?」を掲載した。世界遺産登録の申請が商業的な動機から推進されている現状を伝えた。31日、環球時報が伝えた。

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今年5月28日(旧暦5月5日)、中国は伝統的な祝日・端午節を迎えた。同日、韓国でも端午の祭日を迎えている。2005年、韓国の江陵端午祭が世界無形文化遺産に認定された。「伝統文化がパクられた」と中国人に大きな衝撃を与え、近年広がる「嫌韓」感情の一因になったとも伝えられる。今年、中国のある官製メディアは、中国は端午節を世界無形文化遺産として登録を申請し認可される可能性が高いと報じた。

非物質的な文化遺産を保護するという発想は素晴らしいものだが、芸術品や遺跡とは異なり価値を判定することが難しいのが難点。ユネスコは明らかに意義ある文化と歴史的価値の宝庫に限って認定と保護を行うと定めている。

もっとも中韓の端午の祭りが失われる危険性はまったくない。端午の祭りは両国政府が積極的に推進しているイベントであり、旅行などの商業的価値も高い。こうしたイベントが世界無形文化遺産に登録される意味はすなわち世界的な「ブランド認知度」向上のためにほかならない。文化の保護というよりは広告といった意味合いが強いものと言えるだろう。(翻訳・編集/KT)

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