<就・転職フェア>在日中国人のIT技術者と留学生に帰国・起業を呼びかけ―重慶市

Record China    2009年5月28日(木) 13時41分

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24日、在日中国人のIT技術者と外国人留学生を対象にした、「第13回東京国際IT業界就職・転職フェア」が東京のベルサール飯田橋で開催された。中国重慶・北部ハイテク地区もブースを出展し、日本に精通した人材を広く募った。

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2009年5月24日、在日中国人のIT技術者と外国人留学生を対象にした、「第13回東京国際IT業界就職・転職フェア」が東京のベルサール飯田橋で開催された。

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中国重慶・北部ハイテク地区も、この日本唯一の国際IT人材就職フェアにブースを出展した。重慶市は長江上流の経済の中心で、中国西部唯一の中央政府直轄都市だ。

2000年12月、重慶市の北部に新しい開発区が設立された。この開発区の総面積は158平方キロあり、生物医学・光電子・IT産業などのハイテク企業の発展に重点を置いている。重慶北部ハイテク地区は上海浦東、天津濱海に継ぐ中国第三のハイテク地区として、すでに中国内陸部最大規模にまで発展した。重慶の人々の間では、環境良好なこの地域に住居を購入したり、投資して企業を設立するのがブームにもなっている。

レコードチャイナの取材に対し、担当者の趙重(ジャオ・チョン)局長は、「重慶北部ハイテク地区の発展計画で主要産業とされているソフトウェアのアウトソーシング事業は、かつてないほどの発展を遂げるものと期待されている。従来の日本のソフト開発会社のアウトソーシング先である大連・上海・北京・深センなど沿海地区は、人件費や管理費が急上昇しているのに対して、重慶では低コストで仕事が受けられることからアウトソーシング業務の受託が始まった。今後の受託業務の拡大に向け、より多くの優秀なIT人材を確保する必要がある。特に日本企業との取引が多い中、日本語に通じ、日本企業での勤務経験を持つIT人材が必要。今回の東京国際IT業界就職・転職フェアを通して、多くの人材を募集したい」と話した。

このほど、同フェアの会場では重慶北部新区の説明会も開催された。趙氏は「重慶北部新区は上海浦東、天津濱海に継ぎ高成長の時期が到来する。中国で最も経済成長著しい地域として注目されており、重慶市としては起業時の消費税や所得税などの免除や新規事業に対する助成金の提供など、政策の面でさまざまな優遇処置を取っているので、ぜひ重慶北部ハイテク地区で事業を起こしてほしい」と呼びかけた。(取材/SF)

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