2009年5月25日、中国が08年6月より実施した厚さ0．025ミリ以下の超薄型ビニール袋の生産及び買い物用ビニール袋の無料提供の禁止措置について、この結果160万tの石油に相当する資源の削減が実現されたと報じられた。英紙・ガーディアンの22日付報道を環球時報が伝えた。

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2008年6月1日に実施されたこの「ビニール袋禁止令」。中国チェーン店経営協会によると、この1年間に全国で400億枚のビニール袋が節約されたという。エコバッグを使用する消費者も徐々に増え、ビニール袋の使用量は3分の2も削減された。

この中国の政策をアメリカ、イギリスなど先進諸国は評価、グリーンピースなどをはじめとする環境保護組織も賞賛している。しかし一方で、ビニール袋の生産停止によって関連工場が閉鎖に追い込まれた。

中国では毎日100万tのゴミが出ると言われている。しかし、エコバッグの普及に見られるように、市民の間にも徐々に意識の変化が起きているようだ。（翻訳・編集/小坂）