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19日、テレビ番組の制作者・司会者・作家など、多彩な活動で著名な女性が、「中国本土の人は微笑むことができない?」と題するコラムを発表した。写真は中国人スチュワーデス。
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2009年5月19日、テレビ番組の制作者・司会者・作家など多彩な活動で知られる●瑩(ガオ・イン/●=告+おおざと)さんが、「中国本土の人は微笑むことができない?」と題するコラムをネットに発表した。
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中国本土と台湾を結ぶ直行便が昨年に就航して以来、台湾人であるガオさんも中国へ渡航する機会が増えた。その際、中国の航空会社を利用する機会も多く、「中国系航空会社の客室乗務員は笑わない」ことに気づいたという。「こう書くと、“まさかそんなことはあるまい。どの乗務員も満面の笑みを浮かべているじゃないか”と反論されるかもしれないが」としつつ、「私の心には彼女たちの微笑みが伝わってこない」とつづった。
中国本土では接客サービスが劇的に改善したとされているが、「何かが欠けている」とガオさんは指摘。それは、心から自ずと生まれる「微笑み」だとした。どのようなサービスを受けていても、まるで相手が冷たい機械かのような印象を受けるのだと、ガオさんは言う。
2010年の上海万博が決定した際のスローガンは「微笑みのある上海人になろう」だった。ガオさんは「上海人には微笑みがないからこんなスローガンになったのでしょう?」と、上海の友人をからかったところ、居あわせた台湾の友人から「わたしの上海の知り合いはみんなよく笑うわ」と異論が出た。しかし、ガオさんに言わせれば「それはお互いをよく知った仲だから」だという。上海の人も含め、中国本土の人はごく限られた人にしか微笑むことができないのだと指摘する。
かつては「端庄」(威厳のある態度)は、女性に対する最高の評価とされ、相手を選ばず優しく微笑みかけることは美徳とされていたが、そうした気風は失われ、微笑みを浮かべる人は「軽率な女性」と見られるようになった。「しかし、本当に軽率に見られるだろうか?」とガオさんは異議を唱える。微笑みのある柔和な美しさは、円滑な人間関係をつくる手助けになるはずだと、コラムを締めくくっている。(翻訳・編集/岡田)
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