09年世界競争力ランキング、1位米国、2位香港、中国は20位へ後退―スイス研究機関

Record China    2009年5月20日(水) 17時50分

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19日、スイスの国際経営開発研究所が20日に発表する予定の「09年世界競争力レポート」で、世界の経済体57のうち、米国が昨年に続いて第1位、2位は香港、3位はシンガポール、中国は20位にランキングされていることがわかった。写真は米・ウォール街。

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2009年5月19日、スイスの国際経営開発研究所(IMD)が20日に発表する予定の「2009年世界競争力レポート」で、世界の経済体57のうち、米国が昨年に続いて第1位、2位は香港、3位はシンガポール、中国は20位にランキングされていることがわかった。台湾・工商時報の報道を中国新聞社が伝えた。

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IMDが毎年発表する「世界競争力レポート」は、1国の経済力に焦点をあわせただけでなく、環境の永続性・生活水準・科学技術の発展・知識水準など、ハードとソフトを含めてその国と企業が協力していかに総合力を発揮するか、将来どの程度まで繁栄するかなどを総合的に評価し、ランク付けしている。

評価に当たっては329項目の基準を設け、そのうちの3分の2は08年の経済データを中心に、残りの3分の1は政府や企業のトップに対する調査などで占められている。さらにこれらの項目を経済パフォーマンス・政府機能・企業の経営効率・インフラ建設の4大項目に分類し評価している。その結果、今回のランキングでは1位米国、2位香港、3位シンガポールで、中国は昨年の17位から20位へと後退した。台湾は23位で、過去最低の評価となった。

また、今年は金融危機の影響などで経済環境が急激に変化しているため、新たに「ストレステスト」の項目を設け、各国の金融危機への対応力や今年の経済予測、各国に対する意見や評価などを基に分析し、ランキングした。その結果、「ストレステスト」ではデンマークが1位、2位シンガポール、中国は18位となるなど、「競争力レポート」とは大きく異なる結果となった。(翻訳・編集/HA)

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