元新華社の通信外事局長に懲役18年、日本に機密漏えい―海外中国サイト

Record China    2009年5月15日(金) 12時45分

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14日、中国国営新華社の通信外事局長を務めていた虞家復被告が、国家機密漏えい罪で懲役18年の実刑判決を言い渡されたと海外在住中国人向けサイトが報じた。写真は3月、「両会」期間中に人民大会堂に設けられた新華社の報道センター。

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2009年5月14日、海外在住中国人向けニュースサイトは日本の複数のメディアからの情報として、中国の国営通信社、新華社の通信外事局長を務めていた虞家復(ルー・ジアフー)被告(62)が、国家機密漏えい罪で懲役18年の実刑判決を言い渡されたと報じた。

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判決は北京市第2中級人民法院(地裁)が5日に言い渡した。虞被告は06年9月から07年7月までの間、日本の外交官に中国の外交政策に関する情報を渡し、見返りとして計20万7000元(約290万円)を受け取っていた。また、03年7月〜05年8月、当時の韓国の駐中国公使に対して、胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席の訪朝日程や北朝鮮の核開発問題をめぐる6者協議での米朝間秘密接触などの情報を流し、計3000ドル(約29万円)と3000元(約4万2000円)およびゴルフセットを受け取った。

虞被告は1970年代に新華社に入り、日本や韓国などの東アジア情勢を専門としていた。07年7月には自宅軟禁下に置かれ、同12月に逮捕された。同被告は情報を渡したことは認めたが、「いずれも海外メディアがすでに報道していたもの」「金品の授受は友人同士の贈り物だ」として、国家機密漏えいにはあたらないと主張している。(翻訳・編集/NN)

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