Record China 2009年5月14日(木) 5時34分
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13日、国家統計局が発表した国内の工業生産と消費に関するマクロ経済指標では、世界金融危機のあおりを受けて、08年秋以降は落ち込んでいた中国の経済成長に回復の兆しも見えてきた。
2009年5月13日、国家統計局が発表した国内の工業生産と消費に関するマクロ経済指標では、世界金融危機のあおりを受けて、08年秋以降は落ち込んでいた中国の経済成長に回復の兆しも見えてきた。
09年4月、年間売上高500万元以上の中国企業による工業増加値(日本の売上高総利益に類似)の伸び率は、前年同月比7.3%で、1−3月平均の5.1%から加速した。08年通年の伸び率が12.9%だったことに比べると大幅な減速であることに変わりはない。しかし今年1−2月に、同データの公表を始めた99年以降で最低の3.8%となって以来、ぶれはありながらも上昇の傾向がみられる。
また、09年4月の社会消費財小売総額は前年同月比14.8%増の9343.2億元で、伸び率は3月14.7%をわずかではあるが上回った。2月の伸び率は11.6%だった。このほか、統計局が前日に発表した1−4月の国内都市部の固定資産投資額が前年同期比30.5%増で1−3月の伸び率を1.9ポイント上回り、好調だったこともあり、中国の株式市場には景気回復感が広がっている。
ただ、中国が経済成長の柱としてきた外需は依然として低迷しており、今後、中国当局が発表するとみられる追加経済対策に大きな注目が集まっていることも事実だ。政府は経済成長の柱を外需から内需へと転換する方針を既に示している。(翻訳・編集/WT)
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