世界経済の中心はNY・ロンドンから「上海・香港」の時代に―韓国紙

2009年5月12日、韓国紙・朝鮮日報は「世界経済の中心は上海・香港がニューヨーク・ロンドンに取って代わる」と伝えた。

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米エール大学マネジメントスクールのジェフリー・ガーテン（Jeffrey Garten）教授は10日、フィナンシャル・タイムズで「経済が回復し始めれば、ロンドンとニューヨークは上海・香港が一体化した『上港（シャンコン）』という新たなライバルと競うことになる。両都市が世界経済の中心として互いに競っていた時代は終わった」と論じた。

ガーテン教授によれば、ロンドンとニューヨークは今後、深刻な「経済危機後遺症」に悩むことになる。財政難に陥った両都市は教育や都市開発などに手が回らなくなり、税金ばかりが上昇、優秀な人材はどんどん離れていく。それに比べ、貯蓄率の高い中産階級が急速に増えている中国は、世界経済の中心となるべく条件が揃っているという。

中国は10年以内に上海を世界金融の中心にすると宣言している。ガーテン教授は中国がこれを実現させるには、まずは上海に香港の進んだ金融システムを学ばせ、両都市が密接な協力関係を築くべきだと指摘した。（翻訳・編集/NN）