2009年5月9日、貴州省桐梓県のある老人ホームでは、大きなシェパード犬とヤギの赤ちゃんが仲良く「親子」のように暮らしている。チャイナフォトプレスが伝えた。

【その他の写真】

同ホームに子ヤギが生まれたのは3か月前。しかし母ヤギは出産後すぐに死んでしまった。母親を求めてメーメーとなく子ヤギをみて、忍びない思いにかられた老人ホームの人々は、同じ時期に子供を生んだシェパードに望みを託した。

老人たちの当初の心配をよそに、シェパードは嫌がることなく子ヤギを受け入れ、現在では母親同然の愛情を注いでいる。子ヤギもシェパードの乳を飲み、すくすくと育っている。もし子ヤギをいじめるものがいれば、牙をむき出して全身全霊で「我が子」を守るそうだ。

取材に訪れた記者は、シェパードがえさを食べている隙に、子ヤギの頭をなでようとしたところ、犬はえさを途中で放り出し、猛然と向ってきた。運良くホームに暮らす老人がシェパードを押さえつけてくれ助かったが、もう少しで咬まれて大怪我を負うところだったという。（翻訳・編集/MY）