Record China 2009年5月7日(木) 10時52分
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3日、日本に不法残留した中国人が5年前と比べほぼ半減したという08年統計について、日本の華字紙「中文導報」の張石副編集長はブログで、「取り締まりや強制送還を厳格化した結果とは言い切れない」と分析した。写真は新宿歌舞伎町。
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2009年5月3日、日本に不法残留した中国人が5年前と比べほぼ半減したという08年統計について、日本の華字紙「中文導報」の張石(ジャン・シー)副編集長はブログで、「取り締まりや強制送還を厳格化した結果とは言い切れない」などと分析している。
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不法滞在は、1)不法残留2)不法入国―に大別される。法務省入国管理局の統計データ(09年1月1日現在の集計)によると、08年、在留資格を得て入国しながら、期限までに出国しなかった「不法残留」の外国人は04年比52%減の11万3072人。そのうち中国人は同45.2%減の1万8385人。
不法在留者数は1993年5月(約29万9000人)をピークに減少傾向に転じており、「不法滞在者を5年間(04〜08年)で半減させる」とした日本政府の計画が、おおむね達成されたと言える。しかし、この背景には強制送還など厳しい措置だけでなく、特別在留資格という“情状酌量”もある。「ここ数年、毎年1万人前後の不法滞在者が特別残留資格を取得している。合法的な資格を得て、そのまま定住する者もいる」と張氏。
03年からの5年間で、特別在留資格を取得した外国人は5万1148人。そのうち、不法残留を理由に強制送還命令を受けていた者は4万587人に上っている。不法残留した中国人をみてみると03年は2万9676人、07年は2万7698人。5年間で1978人減少したことになるが、「03〜07年で、特別在留資格を取得した中国人は8748人。不法残留者も多数含まれている」と張氏は指摘している。(翻訳・編集/SN)
●張石(ジャン・シー)
日本華字紙「中文導報」副編集長、記者。在日中国人や日中関係などについての記事を多く発表している。著書に小説「東京傷逝」「三姐弟」など。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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