Record China 2009年4月30日(木) 15時6分
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28日、重慶市でトラやオオカミなど7種の野生動物が絶滅したと認定されたことが分かった。写真はアムールトラ。
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2009年4月28日、国際連合の関連組織・中国−欧盟生物多様性項目支持機構(UNDP‐COSU)や重慶市環境保護局などが協力して進めてきた、重慶市における生物種の生存調査の第1段階が完了し、このほど概要が発表された。重慶晩報が伝えた。
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この調査は06年から実施されており、重慶市の生物種調査としては過去最大規模のもの。今回の調査では、トラ、オオカミ、チベットガゼルの3種類の獣類と、スズガモ、ナベコウなど4種類の鳥類が「絶滅」と認定された。専門家は「森林破壊などにより食物連鎖が断たれており、トラやオオカミなど大型の獣類が生存する空間がすでになくなっている」と指摘している。
一方、前回調査が行われた1998年に比べ、新たに発見された野生動物は82種類に及んでおり、重慶市に生存している野生動物は合計651種と認定された。651種のうち、鳥類は402種類で、今回新たに16種類が確認された。鳥類以外で新たに発見されたのは、両生類12種類、爬虫類15種類、獣類26種で、重慶市に生息する獣類は合計139種類となった。
また、野生動物のうち、鳥類は増加傾向にある反面、獣類などは減少傾向が続いていることも判明した。特に経済的価値が高く、重点保護の対象になっていないシュウダ(蛇の一種)やオオサンショウウオなどの減少が目立った。専門家は「野生動物保護のため、森林復活のプロジェクトだけでなく、野生動物救済プロジェクトも至急展開すべきだ」と提言している。(翻訳・編集/HA)
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