映画「南京!南京!」監督、日本での上映を希望=虐殺と向き合って―中国

Record China    2009年4月26日(日) 16時27分

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09年4月、映画「南京!南京!」の陸川監督は香港・フェニックステレビの番組「非常道」に出演した。陸監督は映画を見た日本人が中国を訪れて謝罪することを望むと語った。写真は映画「南京!南京!」。

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2009年4月、映画「南京!南京!」の陸川(ルー・チュアン)監督は香港・フェニックステレビの番組「非常道」に出演した。25日、鳳凰網が伝えた。

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陸監督は撮影当初、民族的な憎しみを抱いたことを認めたが、その後一部の日本人が何をしたのかを撮影することで事態の解決に役立てるのではないかと考えるようになったという。そして「私の最大の野心は『南京!南京!』を日本で上映すること」であり、同作が日本人に影響を与え、多くの人々が中国にやってきて謝罪することを希望していると話した。

「南京!南京!」では戦争を体験し、その罪を反省する日本兵が主要人物の一人となっている。一部では日本の「悪魔」を通常の人間として描いたことに批判が集まっている。陸監督は日本人を悪魔と見なしてしまえば、そのこと自体が免罪符となり、戦争だったのだからと言い逃れさせることになってしまうと指摘する。そして『萩島静夫日記』『東史郎日記』や松岡環氏の聞き取り調査『南京戦 閉ざされた記憶を尋ねて―元兵士102人の証言』などを読めば、当時の日本兵の記述が通常のものだとわかったという。そこで「南京!南京!」には「人間であるあなたがた日本人が動物に劣る行為を行った。そのことに向き合わなければならない」というメッセージを込めたと話している。(翻訳・編集/KT)

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