南京大虐殺映画、試写会で観客が日本人俳優を罵倒―浙江省杭州市

Record China    2009年4月21日(火) 11時27分

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2009年4月17日、映画「南京!南京!」の試写が始まっている。浙江省杭州市の試写では興奮した観客が日本人俳優を大声で罵るという事件も起きた。写真は杭州市試写会に出席した「南京!南京!」の監督、俳優陣。

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2009年4月17日、映画「南京!南京!」の試写が始まっている。浙江省杭州市の試写では興奮した観客が日本人俳優を大声で罵(ののし)るという事件も起きた。20日、現代快報が伝えた。

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同作は多くの日本人俳優が出演、中国人の視点だけではなく日本人の視点も取り入れて製作した点が特徴だ。杭州市での試写ではそのことに関する質問も寄せられたが、陸川(ルー・チュアン)監督は「この戦争に対する日中の視点は紙の表裏ともいうべきもの。もし日本人の視点が生かされていることがおかしいと思うなら、これまでの映画がこうした視点を欠いていたことも意味するものだ。『反省』という観点に立てば、日本人の視点は中国人の視点以上に(人々を)揺り動かすものになる」と話している。

試写会では興奮した観衆が日本人俳優を罵る一方で、立ち上がって「勇敢な日本人俳優に感謝する」と日本語で述べた観衆もいたという。試写会に参加した日本人俳優・中泉英雄と木幡竜は、南京大虐殺の映画に参加することは大きなプレッシャーになったと話した。また中泉は「この映画を通じて日本人は南京大虐殺について学んでほしい」と話している。(翻訳・編集/KT)

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