Record China 2009年4月15日(水) 13時42分
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14日、マレーシアで7日に行われた3州同時の補欠選挙に関連した、ムヒディン副首相の「中国人は恩知らず」との発言に対し国内での批判が高まっている。写真はマレーシアの華人居住地域。
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2009年4月14日、マレーシアで7日に行われた3州同時の補欠選挙で、野党連合・人民同盟(PR)が2勝、与党連合・国民戦線(BN)が1勝と現有議席を確保したにとどまったことに関連した、ムヒディン副首相の「中国人は恩知らず」との発言に対し国内での批判が高まっている。中国新聞社が伝えた。
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ムヒディン副首相は同時補欠選挙の結果を受けて、「国民戦線はマレーシア華人協会(MCA)に多額の資金提供をしたにもかかわらず、多くの中国系住民は人民同盟に投票した。中国人は恩知らずだ」と発言。またこれ以外にも、「マレーシア人はばらばらで、マレーシア人以外が主導権を握っている。主導権を握るべき者が主導権を失い、握るべきでない者が主導権を握っている」とも語っていた。
これに対し、マレーシア華人協会中央党部のスポークスマンは「ムヒディン副首相の発言は種族主義の概念を脱していない。ナジブ首相の提唱している民族共栄路線の理念に反している」と批判。
また、人民公正党(PKR)の李文材副主席は「ムヒディン副首相の『中国人は恩知らず』発言は国民戦線の極端な種族主義を表しているだけでなく、新内閣の改革に対する姿勢を疑わせるものだ」とコメントした。
一方、マレーシア華人協会のオン・ティーキエット(翁詩傑)会長は「国民戦線がすべきことは敗北の根源を突き止め解決を図ることであり、『中国人は恩知らず』などとトラブルの元になるようなことを言うべきではない」と語った。(翻訳・編集/HA)
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