人々に中国政府の想いは伝わっていない―台湾ブロガー

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7日、「中台統一」に向けあの手この手で迫る中国本土政府に対し、「私達の気持ちが全く分かっていない」と台湾のブロガーが指摘した。写真は昨年11月、中台窓口機関トップが台湾で初の会談を果たした時の様子。

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2009年3月7日、「中台統一」に向けあの手この手で迫る中国本土政府に対し、「私達の気持ちが全く分かっていない」と台湾のブロガーが指摘した。「血は水よりも濃い」と中華民族の絆を強調しながら、一方ではミサイルを撃ち込むようなやり方では通用しないというものだ。

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台湾に馬英九(マー・インジウ)総統が誕生して以来、中台間は中国本土側が長年呼び掛けてきた「三通(直接の通信、通航、通商)」や双方窓口機関のトップ会談が実現するなど緊張緩和に向けた動きが加速している。

だが、ブロガーによれば、台湾の人々は本土側がいくら今さら良い顔を見せても、中国軍が96年、基隆沖海域にミサイルを撃ち込んだ「台湾海峡ミサイル危機」を忘れていない。あれ以来、本土政府への信頼は完全に失われた。台湾の人々からすれば、本土側は長い間台湾の尊厳を踏みにじり台湾の人々に多大な苦痛を与えてきただけ。だが、本土側はそんな台湾の人々の気持ちなど知る由もなく、「自分たちはこんなにも台湾を想っているのに、なぜ応えてくれないのか」とじれったく思っているのが現状なのだとか。

中台間はいまだかつてない活発な交流を展開しているが、ブロガーは「それでも主権が踏みにじられ、国際社会では孤立させれられた上、生命の危機もなくなった訳ではない」と釘を刺す。その上で、「中台間は『統一』や『独立』を論じる前に、一般市民の感情を互いに理解し合うことが大切な一歩である」と訴えた。(翻訳・編集/NN)



   

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