樹齢70年の桜とお別れ、中華学校で最後の花見会―横浜市

Record China    2009年4月8日(水) 17時22分

拡大

6日、横浜市中区の横浜山手中華学校で先月29日、最後の花見会が行われた。

(1 / 2 枚)

2009年4月6日、日本の華字紙「中文導報」によると、3月29日に横浜市中区の横浜山手中華学校で最後の花見会が行われた。同校は2010年に校舎の移転が予定されているが、校庭にある樹齢70年の桜の木は移植が難しく、50年近く同校を守ってきた桜の下で「最後の花見を」と卒業生が企画した。

その他の写真

横浜山手中華学校の創設は1898年、当時は横浜大同学校といった。1953年に山手町に校舎を移し、1957年に横浜山手中華学校と校名を変えた。半世紀以上に渡り、同校は在日中国人の学び舎として3000人以上の卒業生を輩出してきた。庭内にある樹齢70年を超える桜の木は、毎年卒業生を送り、新入生を迎えてきた。

同校は手狭になった現校舎から来年4月、新校舎に移転する。3000平方メートルの敷地に7階建ての校舎が建つ予定で、800人以上の生徒を収容できる。しかし、この桜の木を移植することは困難なため、これを残念に思った60歳の卒業生が花見会を企画。卒業生や教職員らが集まり、民族舞踊や獅子舞、太極拳などを披露しながら桜との別れを惜しんだ。

同校の潘民生(パン・ミンション)校長によると、昨年5月に中国の胡錦濤国家主席が訪問したことがきっかけで新校舎建設の計画が立った。在日華僑はすでに60万人を超え、続々と増加している。そのため、現在の校舎では限界があり、新校舎建設が具体化されたという。(翻訳・編集/小坂)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携