<金融危機>日本への買い付けツアーも、世界は倒産ラッシュも一人勝ちの中国―独メディア

Record China    2009年4月8日(水) 1時9分

拡大

5日、ドイツメディアは、金融危機などの影響で経営難や倒産に陥る企業が続出する中、中国企業がこうした状況を利用して海外で買い付けツアーを実施したり、有力企業を買収・合併している状況を紹介した。写真は豪トランスミッション製造会社を買収した吉利汽車。

(1 / 3 枚)

2009年4月6日、ドイツの国際放送局「ドイチェ・ヴェレ」は5日、「世界的な経済危機の中、買いあさる中国」と題した記事で、金融危機などの影響で経営難や倒産に陥る企業が続出する中、中国企業がこうした状況を利用して海外で買い付けツアーを実施したり、有力企業を買収・合併している状況を紹介した。環球時報が伝えた。

その他の写真

中国企業は、2月に実施した欧州への買い付けツアーに続き、今月中にはシカゴ、ワシントン、ロサンゼルスなどへの米国買い付けツアーを実施する。さらにその後は、アフリカや日本への買付けツアー計画も組まれているという。

また、中国企業は買付けツアーだけでなく、金融危機で経営難や倒産に陥った海外有力企業の買収・合併も積極的に展開している。3月下旬には吉利汽車控股有限公司が2月に破産宣告をしていたオーストラリアのトランスミッション製造会社DSI社(Drivetrain Systems International)を買収。北京京西重工有限公司はこのほど、経営再建中の米自動車部品大手デルファイのブレーキとサスペンションの国際事業部門を買収することで合意するなど、国際化を図る中国企業にとって、外国企業の買収は大きな戦力となると見られている。

一方、在中国欧州連合商工会議所(EUCCC)のJoerg Wuttke会長は「中国企業による投資や買収は喜ばしいことだ。さもなければ買収された企業の関連中小企業が中国市場に進出することはありえない」とし、「投資や買収で中国企業を排除する理由はない」と語っている。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携