欧米式の自由市場主義を「中国が改造」=高まる、中国方式の存在感―米メディア

Record China    2009年4月2日(木) 7時38分

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30日、80年代のレーガン政権下で始まった米国の自由市場主義が「中国式改造」を受けていると米メディアが論じた。写真は昨年12月、江蘇省で開かれた改革開放30周年を記念した写真展。

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2009年3月30日、米ブルームバーグは、80年代のレーガン政権下で始まった米国の自由市場主義が「中国式改造」を受けていると論じた。

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米国では80年代から、市場への規制を大幅に緩和し、政府介入も行わない「自由市場主義」が席巻、世界経済のあり方の主流とされてきた。だが、最近ではこれこそが今の経済危機の元凶という声が高まっている。一方、中国は「社会主義市場経済体制」の下、政府が経済活動をしっかり監視・管理しているため動きが速い。民主主義国家と違い、共産党が「明日こうする」と言えば済むからである。

米国発の世界的な経済危機により中国は「自分たちの正しさ」を認識、最近では堂々と「西側」のやり方を批判するようになった。だが、記事は「日本がバブル崩壊後アジアにもたらした空白を中国が埋めた」「今の中国は20世紀初頭の米金融危機を救ったJPモルガンと同じ」と指摘、目覚ましい経済成長を遂げた中国はもっと評価されて良いと強調した。

その上で、「中国は2019年までに必ず偉大な経済大国となる」と予測。だが一方で、「現時点ではまだ、中国が世界に中国式の経済体制を押しつけるのは時期尚早だ」と釘も刺している。(翻訳・編集/NN)

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