2009年3月27日、結婚や出産を経て現在芸能活動休止中の人気歌手フェイ・ウォン（王菲）が、このほどシャンプーのメーカー「覇王国際集団」とCM出演の契約をしたと報道された。ギャラは2000万元（約2億8000万円）とも噂されているが、芸能活動復帰の理由は、夫のリー・ヤーポン(李亜鵬)が経営するナイトクラブの不振にあるのでは、と「聯合早報」が伝えた。

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ヤーポンは役者という本業のほかに投資や商売に熱心で、ここ数年は妻のフェイ名義で北京や上海、蘇州にナイトクラブを出店してきた。しかし鳴り物入りで開店したものの経営状況は芳しくなく、北京の店はオープン当時こそ芸能界の関係者でにぎわっていたが、今ではフェイ・ウォンもめったに顔を出さず閑古鳥が鳴いているという。

北京の業界関係者によると、確かにヤーポンのサイドビジネスは不調だが、ドラマや映画の撮影で毎回12万〜15万元（約168万〜210万円）のギャラが入るといわれており、一家を養うのにそれほど大きな問題はないはずだという。我が道を行くフェイ・ウォンのこと、このほどのCM出演を受けたのも、彼女自身がやりたいと思ったからだろうと見られている。

フェイの人気はいまだ根強く、マネージャーによるとCMにかぎらず数々のオファーがひっきりなしに飛び込んでいる状況。一部の報道では、映画のヒットメーカーであるフォン・シャオガン（馮小剛）監督が、唐山大地震を題材にした作品への出演依頼をフェイに出しているものの、本人はあまり乗り気ではないともされている。（翻訳・編集/MY）