<金融危機>指名手配犯が帰国、入国審査で即御用!―中国

Record China    2009年3月22日(日) 21時25分

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22日、指名手配中の男が、シンガポール発の便で北京空港に到着後まもなく警察当局に逮捕されていたことが分かった。男は中学生の時に同級生をナイフで負傷させた後17年間逃走していた。写真は北京首都国際空港。

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2009年3月22日、「京華時報」は、18日午前、ある指名手配中の男がシンガポール発CA970便で北京首都国際空港に到着後まもなく税関検査官に止められ、警察当局に逮捕されたと報じた。男は中学生当時、同級生をナイフで負傷させた後逃亡、事件は未解決のまま17年間が経っていた。

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逮捕された劉(リウ)が税関検査を通過時、入力されたパスポート情報から指名手配されている疑いのあることを検査官が発見、その後すぐに警察当局の職務質問が行われ逮捕にいたった。

劉は中学生当時、同級生と殴り合いのけんかになり、ナイフで同級生の手のひらに怪我を負わせたが、賠償と刑事責任を逃れる目的で、住んでいた河北省から逃走したという。17年間、偽名を使って中国各地の大都市を転々としていた彼は、ある北部の都市でコンクリート運搬工やタイル工として働いた後、南部へ移りレストランのシェフになった。その腕が認められて2007年8月から、上司の紹介で東南アジアのある食品会社のシェフとして働くことになった。しかし最近、金融危機のあおりで帰国せざるを得なくなり、北京の空港での思いもよらない逮捕劇につながったという。(翻訳・編集/津野尾)

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