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22日、昨年発生した汚染粉ミルク事件の影響で、新疆ウイグル自治区の乳製品メーカーが大量の在庫を抱えていることが明らかになった。その在庫量は6000トンに上るとも言われている。写真は同自治区の牧場。
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2009年3月22日、人民日報によると、昨年発生した汚染粉ミルク事件の影響で、新疆ウイグル自治区の乳製品メーカーが大量の在庫を抱えていることが明らかになった。粉ミルク製品の売れ行きが大幅に落ち込み、その在庫量は自治区全体で6000t余りに上るとも言われている。
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中国では昨年、有害物質メラミンが混入した粉ミルク製品によって、乳幼児30万人近くが健康被害を受ける「汚染粉ミルク事件」が発生した。事件後、同自治区では粉ミルク製品の販売が激減しその在庫が中国市場を圧迫している。
同自治区では事件発生以来、厳しい現実が続いているようだ。粉ミルク製品の輸出を手がける伊犁中洲高科技発展有限責任公司では昨年10月から輸出量が減少、現在では1600tの在庫を抱えているという。また、地元大手乳製品メーカーの「西域春乳業公司」と「天潤乳業公司」も価格下落で、生産ラインを停止している。
乳製品の販売不振と価格低迷について、「汚染粉ミルク事件の影響とされているが、実際には旧態依然とした産業基盤に問題がある」と指摘する声もあり、酪農業の利益を保護し、乳業の安定した発展を支える政策が求められている。「中国政府が在庫の一部を買い取り、貧困層に提供するなど、購買意欲を刺激する対策を講じる必要がある」と専門家は指摘している。(翻訳・編集/SN)
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