<花見>「和服は異様」!?浴衣姿に見物客から罵詈雑言の嵐―湖北省武漢市

Record China    2009年3月22日(日) 13時11分

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22日、湖北省武漢市にある武漢大学では桜が見ごろを迎えているが、浴衣姿で花見を楽しんでいた母娘が、見物客らから罵詈(ばり)雑言を浴びせられる騒ぎが起きた。

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2009年3月22日、湖北省武漢市にある武漢大学では桜が見ごろをむかえている。同大学のキャンパスにある桜の多くは、戦時中に日本軍が日本本土から移植したものと、1972年に日中国交正常化を記念して植えられたものである。その桜が咲き誇る庭園に浴衣姿で花見を楽しんでいた地元の母娘が、見物客らから罵詈(ばり)雑言を浴びせられる騒ぎが起きた。長江商報が伝えた。

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21日午後3時ころ、同大構内の桜園に浴衣を着た中年女性と少女が現れた。2人は母娘で、彼女たちのほかにもう1人若い女性と中年男性を伴い、計4人で花見に訪れていたようで、桜の木の下で写真を撮るなど、満喫している様子だった。彼女らが庭園にいたのは10分ほどだが、その浴衣姿は周囲の視線を惹きつけていたという。

「写真なんか撮るな!!」「ここから出て行け!!」。きっかけは、同大のある男子学生が突然母娘に向かって非難の声を上げたことにある。1人の女子学生がそれに便乗したことで、周囲から次々と罵声(ばせい)が飛び、騒ぎは半径10mを巻き込んでエスカレートしていった。

母娘はすぐに写真を撮るのをやめ、その場をそっと立ち去ったという。羽織っていた和服を脱いだ少女に、連れの若い女性は「気にしなくていいよ。あの人たちは頭がおかしいのよ」と声を掛けていたらしい。同紙記者が浴衣姿で花見に来た理由について質問したところ、「和服を着て写真を撮りたかっただけ。特別な意味はないわ」と母娘は答えている。

取材の結果、最初に非難の声を上げたのは、同大情報学部2年の男子と判明。この学生からのコメントは得られなかったが、便乗した女子学生は「和服はきれいだと思うけど、やっぱり日本特有のもの。見ていて異様な感じがしたし、いい気持ちはしない」と答えている。しかし、一部の学生からは「個人的な行為に他人が干渉すべきではない」と母娘に同情的な意見もあがっている。(翻訳・編集/SN)

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