2009年3月19日、環球時報によると、ロシア紙ノーヴィエ・イズベスチヤは18日、「一般市民への資金援助」と題した記事で、金融危機による不景気にもかかわらず、中国国内各地からの旅行客などで活気あふれる北京市の様子を紹介した。

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ウクライナのキエフ空港から北京へ降り立った同紙の記者は、北京市内の百貨店や商店街、ホテル、レストランなどが人でごった返しているのを見て、「非常に驚いた」と語る。しかも、客の多くは外国人ではなく、ほとんどが地方から観光に来た中国人ばかりだったという。

金融危機の影響で輸出産業が大きな痛手を受けている中国は、政府が輸出依存型の経済から内需依存型の経済へ転換を目指している。この方針にそって、農民への資金提供や経費補填、貸出金利の引き下げや減税など、生活負担軽減策や内需刺激策を立て続けに実施している。

その効果のためか、記者が見た限りでは、北京市内の繁華街だけでなく、五輪施設や故宮、天壇公園などの観光地も地方からの中国人観光客であふれており、その光景は金融危機の影響をほとんど受けていないような感さえあった、と紹介している。（翻訳・編集/HA）