2009年3月20日、20日付香港・経済通によると、中国自動車メーカー、奇瑞汽車有限公司の尹同耀董事長はこのほど、イタリア自動車メーカ−、フィアットとの合弁事業を延期すると発表した。09年内に予定されていた乗用車の生産開始が先延ばしとなった格好。金融危機による経済の低迷を受け、自動車市場が落ち込んでいることを理由に挙げた。

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ただ尹董事長は、「当初予定していた09年度内の生産が延期になるだけで、合弁事業自体の撤回はない」と強調。両社は先ごろ、合弁事業を展開していくことで再度確認したと説明した。

両社は07年8月、乗用車生産の合弁会社を中国に設立することで合意。当初計画によると、合弁会社はまず、小型車数車種の生産から始め、将来的には高級車「アルファ・ロメオ」の生産も検討する。年間生産能力は17万5000台。（翻訳・編集/KS）