2009年3月14日未明、大阪府岸和田市臨海町の平安鉄工所で火災が発生した。避難の際に中国人実習生、研修生9人のうち1人が死亡、8人が負傷した。中国新聞社が伝えた。

火災が発生したのは同社の工場兼従業員寮。寮および事務室がある2階、3階部分が火元になったと見られる。火事に気がついた従業員らは逃げだそうとしたが、階段はすでに煙に包まれ脱出不能だった。避難用はしごを使ったところ、慌てていたため地上から9メートルの地点でひっかかってしまった。やむをえず避難用はしごの先から飛び降りたところ、中国人1人が頭を打って死亡、1人が重傷、残る7人も負傷した。

中国人9人はいずれも山東省威海市出身。主に溶接作業を担当していた。中国駐大阪総領事館によると、従業員らは全員保険に加入しており治療費は問題ないとのこと。また適切な治療と対処を受けたとコメントした。（翻訳・編集/KT）