「ドラゴンボール」実写版、不安感は日本のファンだけではなかった―中国

Record China    2009年3月12日(木) 16時49分

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12日、日本の漫画「ドラゴンボール」を原作とした映画「DRAGONBALL EVOLUTION」の公開が2日後に迫った中国でも、その前評判について多数のメディアが報道を繰り広げている。原作の設定を大幅に変更した点などに不安が集まっているという。

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2009年03月12日、日本の漫画ドラゴンボール」を原作とした映画「DRAGONBALL EVOLUTION」の公開が2日後に迫った中国でも、その前評判について多数のメディアが報道を繰り広げている。

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海峡都市報の報道によると、原作漫画はもともと1980年代より中国でも大人気。「DRAGONBALL EVOLUTION」については一時、公開延期も伝えられたが、従来の予定通り今月14日の公開となった。同紙は「日本漫画の傑作といえるこの作品が、ハリウッド最先端の視覚効果とあいまって、今月公開の映画の中でも最大級の注目株」とする一方、「原作のごく一部を題材にし、再編成した」別モノであることを指摘。多くのファンの反感を買ったと同時に、製作のチャウ・シンチー(周星馳/香港の人気俳優兼映画監督)が「わたしの提案を撮影チームがまったく受けつけてくれない」とこぼしたことや、原作者の鳥山明氏が「別次元の『新ドラゴンボール』」とコメントしていることも伝えた。

また、広州日報は、以下の2点をファンの不満要素として伝えている。

1)キャラクターのむやみな改名。中国の配給会社の要求で、作中のキャラクターの多くが「改名」を迫られたとされる。主人公の悟空は「武昆(ウークン)」に、亀仙人は「武天(ウーティエン)」などになった。これについて、国内ファンらは「呼びにくい」と不満を漏らしているという。

2)設定のむやみな変更

原作からかい離した設定。例えば、原作では山奥で育った悟空が映画ではアメリカの高校生という設定になっていることや、後に夫婦となる悟空とチチが「大人の」キスシーンを見せること、また、登場人物の衣装や髪形などが原作の絵と似ていないことが物議を醸している。

その一方、特殊効果をふんだんに使用したアクションシーンや、唯一、中国系俳優として参戦する亀仙人役のチョウ・ユンファ(周潤發)には期待が集まっているという。(翻訳・編集/愛玉)

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