レスリングの試合で「噛みつき」事件、「勝った」選手におとがめなし?―江蘇省南京市

Record China    2009年3月12日(木) 19時26分

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11日、江蘇省南京市で行われたレスリング(フリースタイル)の試合で、新疆ウイグル自治区代表の選手が相手選手の腕に噛みついた揚句、試合に逆転勝ちしていたことが分かった。写真は噛まれてケガをした選手。

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2009年3月11日、江蘇省南京市で行われたレスリング(フリースタイル)の試合で、新疆ウイグル自治区代表の選手が相手選手の腕に噛みついた揚句、試合に逆転勝ちしていたことが分かった。12日付で地元夕刊紙・揚子晩報が伝えた。

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噛みつき事件を起こし、「中国版タイソン」と批判を浴びているのは新疆ウイグル自治区代表の阿力別克(アリベック)選手。南京龍江体育館で行われたレスリングの試合で、対戦相手の甘粛省代表の腕に噛みついた。試合は当初、阿力別克選手が負けていたが、噛みついて相手がひるんだ隙に投げ倒して得点。相手選手は痛みのあまり大声を上げたが、試合はそのまま続行され、阿力別克選手は逆転勝ちを収めた。

試合後、腕から血をにじませた相手選手はすぐに医務室に駆け込んだ。「レフェリーに抗議したけど聞いてもらえなかった」と傍らでコーチが悔しそうに話す。一方、阿力別克選手は、「歯を食いしばった時に相手の腕がちょうど口に入っただけ。試合に勝ったのももともと実力が上だったから」と反論した。

レフェリーは、「試合中は陰になっていて気付かなかった」と話す。「噛みつき」の事実は試合後にVTRで確認されたが、結局、始末書を書かせた以外は何のおとがめもなかった。(翻訳・編集/NN)

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