<朝鮮戦争>人民志願軍の手柄はすべて「将軍様」に―中国

Record China    2009年3月12日(木) 18時49分

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11日、北京大学メディア研究者の王錦思氏は、朝鮮戦争における中国の働きが北朝鮮や韓国ではどのように伝えられたのか、検証した。写真は北朝鮮。

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2009年3月11日、北京大学メディア研究者の王錦思(ワン・ジンスー)氏は、朝鮮戦争における中国の働きが北朝鮮や韓国ではどのように伝えられたのか、検証した。湖北省のニュースサイト・荊楚網が伝えた。

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朝鮮戦争は1950年、成立したばかりの韓国と北朝鮮の間で朝鮮半島の主権をめぐって起きたもので、この戦争により朝鮮半島は南北に分断されることになった。王氏によると、中国人は中国人民志願軍の多大な犠牲があった上で当時の金日成(キム・イルソン)政権が崩壊せずに済んだ、と自負している。

だが、北朝鮮では「米国およびその犬どもが侵略を企てたが、金将軍率いる北朝鮮軍が追い出した」ことになっており、教科書や資料には一言も「中国軍の犠牲」については書かれていない。一方の韓国では当時、朝鮮半島を統一できないのは「中国軍が無能であるせいだ」と批判した宣伝資料が大量に配られたという。

王氏は、両国における人民志願軍のとらえ方について、「戦争に対する解釈が国によって違うのは仕方がない。それが歴史というものだ。だが、犠牲者を侮辱するような言い方だけは許せない」との見解を示した。(翻訳・編集/NN)

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