2009年3月7日、スペインの中国問題専門誌（電子版）は「自信と責任：世界的な金融危機に立ち向かう中国の外交」と題した記事で、中国の“経済外交”は世界の手本だと論じた。9日付で新華網が伝えた。

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中国の温家宝（ウェン・ジアバオ）首相は5日、北京で開幕した全国人民代表大会（全人代、国会に相当）の冒頭で「政治活動報告」を発表。その中で、景気回復策として「世界各国との友好的な交流を強化する」という方針を明らかにした。中国首脳陣はこれに先立ち、昨年11月から度々海外を訪問、各国との関係強化に努めると共に保護貿易主義の反対を唱えている。2月には中国商務部の陳徳銘（チェン・ダーミン）部長率いる企業代表団が渡欧して計150億ドルの買い付け契約を締結した。記事はこれらの動きに対して、「中国は政府首脳の言葉や実際の行動で、国民や国際社会の信用を高めた」と称賛した。

記事はまた、在中国ブラジル大使館員の言葉として「中国政府のとった外交政策は世界の手本」と評価。「中国は世界的な金融危機との戦いで重要な役割を演じるだろう」と大きな期待を寄せた。（翻訳・編集/NN）