裁判所の腐敗、刑務所内のいじめ……求められる司法界改革―中国

Record China    2009年3月11日(水) 12時37分

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2009年3月9日、全国政治協商会議委員、最高人民検察院副検察長の姜建初氏は新京報の取材に答え、司法の腐敗、刑務所内のいじめなどの問題について答えた。写真は汚職容疑で免職された黄松有・元最高人民法院副院長。

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2009年3月10日、中国最高人民検察院の曹建明検察長は、全国人民代表大会において2008年の活動報告を行い、公務員の汚職摘発強化が進んでいることをアピールした。しかし、それを裁く裁判所、あるいは受刑者を処遇する刑務所の側にも問題があることが指摘されている。

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9日、全国政治協商会議委員、最高人民検察院副検察長の姜建初(ジアン・ジエンチュウ)氏は新京報の取材に答えた。公務員の腐敗同様、関心を集めているのが司法の腐敗。昨年10月には黄松有(ホアン・ソンヨウ)最高人民法院副院長が汚職の疑いで免職された。広東省広州市のビル・中誠広場の不正転売疑惑にかかわった疑惑が伝えられている。姜委員は事件は現在、共産党中央紀律委員会が捜査中であることを明かした。

もう一つ注目を集めているのが「刑務所内のいじめ事件」。今年2月、雲南省の刑務所で囚人1人が死亡したが、警察は「目隠し鬼ごっこ」で遊んでいての事故と発表した。しかしインターネットを中心に発表への不信が高まり、ネットユーザーなど部外者を含めての再調査が進められた。その結果、いわゆる「牢名主」によるイジメ、暴行により死亡されたことが再発表されている。姜委員は、刑務所内のいじめには司法改革による管理強化で対応したいとコメントした。(翻訳・編集/KT)

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