レアアース、中国が世界市場の独占に成功、「21世紀の経済外交の武器」―英紙

Record China    2009年3月12日(木) 14時55分

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9日、英紙は「中国が科学技術の未来のカギを握っている」と題した記事で、中国は15年かけてレアアース(希土類)の最終的な独占者となることに成功したと報じた。写真は01年に撮影された四川省のレアアース違法採掘現場。

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2009年3月9日、英タイムズ紙は「中国が科学技術の未来のカギを握っている」と題した記事で、中国は15年かけてレアアース(希土類)の最終的な独占者となることに成功したと報じた。10日付で環球時報が伝えた。

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レアアースは携帯電話やレーザーディスク、風力発電機やハイブリッド自動車のモーターなど幅広い分野で応用できるため、産業界からの需要が非常に高い。記事によると中国は長年、積極的な輸出振興策を続けた結果、世界シェアの95%を占めることに成功した。日本は世界の需要量の半分を占めるが、ほぼ100%を中国に頼っている。だが、今年は、中国の輸出政策の転換からなのか、その4分の1にも満たない3万8000トン程度しか輸出されない見込みという。

世界の埋蔵量の42%は中国以外の国。すでにマレーシアやオーストラリアが新たに採掘を始めているが、記事は「中国は独占的な立場を利用して競争相手を簡単につぶすことができる」と指摘。レアアースは中国にとって「21世紀の経済的武器」と位置づけている。(翻訳・編集/NN)

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