マレーシア首相がスプラトリー諸島を訪問、領有権をアピール―中国紙

Record China    2009年3月7日(土) 15時22分

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2009年3月5日、マレーシアのアブドラ・バダウィ首相は各国が領有権を主張しているスプラトリー諸島のうち、マレーシアが実効支配するラヤンラヤン島、およびTerumbu Ubiを訪問、同地の主権がマレーシアにあることをアピールした。写真はスプラトリー諸島に駐留する中国兵。

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2009年3月5日、マレーシアのアブドラ・バダウィ首相は同国が、中国なども領有権を主張しているスプラトリー諸島(中国名は南沙諸島)のラヤンラヤン島(中国名は弾丸礁)、およびTerumbu Ubi(中国名は光星仔礁)を訪問、同地の主権がマレーシアにあることをアピールした。6日、環球時報が伝えた。

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空軍機でラヤンラヤン島を訪問したバダウィ首相は駐屯兵を慰問した。その後、ヘリでTerumbu Ubiへ移動した。首相の訪問には夫人と陸軍司令、海軍司令が同行している。昨年8月のナジブ副首相のラヤンラヤン島訪問に続く政府首脳の訪問で、マレーシアが同地の主権を有することを強くアピールした。

マレーシアの華字紙・中国報は、バダウィ首相の行動によって中国が実力行使に踏み切る可能性があると警告している。さきごろフィリピンがスプラトリー諸島の一部の領有について宣言したこともあり、ある外交関係者は「(中国は)外交的な抗議にとどまらず、実質的な行動に出る」との見方を示している。なお台湾も「中華民国の領土」であるとして批判声明を発表、主権争いを一時凍結し共同開発に乗り出すべきだと主張している。(翻訳・編集/KT)

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