Record China 2009年3月3日(火) 18時42分
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2月28日、03年7月に最初の発電機が稼動して以来、三峡ダムは当初計画よりも800億kWh多く発電、その経済効果は200億元に及ぶ。全発電機の稼動1年前倒しや堰堤の流水量最適化などの効果だ。今年は17年にも及ぶ工期の最終年となる。
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2009年2月28日、新華社通信(電子版)によると、03年7月10日に最初の発電機が稼動して以来、三峡ダムは現在までの累計で当初計画より約800億キロワット時多い約2900億キロワット時を発電したことがわかった。1キロワット時0.25元(約3.5円)の計算で、約200億元(約2800億円)の増収となる。
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三峡ダムは93年に準備工事に入り、94年末に本工事に着工、工期はすでに16年に及んでいる。当初70万キロワットの発電機を26台設置、全台稼動後の年間発電量は847億キロワット時と計算されていた。しかし建設途中の2003年、70万キロワットの地下発電機6台の追加が決まり、発電量は1820万キロワット時から2240万キロワット時に増加、さらに、ダム施設への電力供給専用の5万キロワット小型発電機2台が追加された。
発電量の増加は、昨年11月初めに約1年前倒しで全26台の稼動が実現したことや、堰堤の流水量最適化の効果などによるという。この最適化による発電効率上昇分だけでも、08年の1年間で48.7億キロワット時を発電、節水によって水資源利用率も5.28%上がった。なお、同ダムの08年の発電量は808億キロワット時だったという。
今年は工期の最後の1年となり、全面的に運行段階に移行する。開発業者・中国長江三峡工程開発総公司も、まずは年間発電量847億キロワット時の当初目標達成を目指す。(翻訳・編集/津野尾)
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