2009年2月27日、本格的に中国市場に進出した韓国の人気俳優ペ・ヨンジュンが、肖像権のトラブルにさいなまれていると伝えられた。国内大手ポータルによる新浪(SINA)ブログからの抜粋。

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ぺ・ヨンジュンは昨今の金融危機による株式暴落で私財に大打撃を受け、その損失額は589億5000万ウォン(約37億円)に上ったとも伝えられている。この窮地を打開するためか、ペ・ヨンジュンはこのほど本格的に中国市場への進出を計画。香港や中国本土の多数の芸能プロダクションが獲得に動いたとされるが、最終的には大手事務所・星購互動がマネジメント権を獲得した。

こうして中国進出を果たし、江蘇省のある有名服飾メーカーとイメージモデル契約を交わしたペ・ヨンジュンだが、なんとこのメーカーが自社のHPにペ・ヨンジュンの過去の写真を無断で流用してしまったという。これに対し、ペ・ヨンジュン側は「撮りおろし以外の写真使用は肖像権の侵害にあたる」として、契約破棄を申し出るというトラブルに発展した。

しかし、ここで問題になったのは宙に浮いた契約金。ペ側から契約中止を申し出たにも関わらず、契約金の全額返還に応じなかったため、メーカー側を困惑させていると一部で伝えられているのである。ペの中国国内マネジメントを担当する芸能事務所・星購互動は、なんとか契約を続行するようペ側に呼びかけたが、頑として応じなかった模様。ペ・ヨンジュンは過去にも韓国や日本で複数の肖像権問題に絡む訴訟を起こしており、こうした問題には相当敏感になっているとされる。

この騒動を取り上げた中国国内のブログ記事では、「そんな高慢な態度では中国市場でのチャンスを失ってしまう」と警告を発しているが、肖像権に対する認識があまりにも違いすぎるのではないだろうか？(翻訳・編集/愛玉)