2009年2月26日、国家統計局が発表した「2008年中国国民経済と社会発展統計公報」によると、中国の昨年1年間の入国者数は前年より減少し、出国者数が増加していることがわかった。「中国新聞網」の報道。

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昨年に中国に入国した観光客は延べ1億3000万人で、前年比1．4％のマイナスとなった。内訳をみると、外国人が2433万人で6．8％、香港、マカオ、台湾からが1億570万人で0．1％ともに減少した。また入国者のうち中国に1泊以上した観光客は5305万人で、こちらも3．1％のマイナスとなった。これにともない海外からの観光客による外貨収入も408億ドルと前年より2．6％減少した。

これとは逆に出国者数は4584万人に上り、同11．9％の大幅増となった。このうち海外旅行などの私的な理由による出国者数は、4013万人で14．9％増加して、全体の87．5％を占めた。国内旅行者は17億1000万人と6．3％増。これにより国内の観光業界は8749億元の収入があり、前年比12．6％の増加となった。

最近話題になった米国不動産買出しツアーのように、中国人の海外旅行は現地経済を大いに潤おしていると同紙は結んでいる。（翻訳・編集/本郷）