2009年2月26日、中国国家総計局が同日公表した「中華人民共和国2008年国民経済と社会発展の統計資料」によると、08年の1年間に中国全土で発生した自然災害による直接的な経済損失額が1兆1752億元（約16兆9200億円）に上り、前年比で5倍に増加したことがわかった。「中国新聞網」が伝えた。

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それによると、昨年1年間の農作物の被害面積は3999万ヘクタールで前年比18．4％減、うち収穫ゼロだったのは403万ヘクタールで同29．8％減だった。森林火災は1万3000件で同45．2％増、水害による直接的な経済損失は635億元（約9100億円）で同23．1％減、また干害の直接的な経済損失は307億元（約4400億円）で同60．9％減となっている。海洋災害による直接的な経済損失は206億元（約3000億円）で同約2．3倍に増加、赤潮発生の延べ面積は1万3738平方キロメートルで同18．3％の増加、冷害による直接的な経済損失は1595億元（約2兆3000億円）だった。

昨年1年間に発生した地質災害は2万7000件で、直接的な経済損失は183億7000万元（約2600億円）、地震による直接的な経済損失は8523億元（約12兆2700億円）に上った。地震災害のうち四川大地震による直接的な経済損失は8451億元（約12兆1700億円）を占めている。（翻訳・編集/津野尾）