困った時の中国頼み!非難から対話へクリントン長官の対中姿勢が一転―米誌

Record China    2009年2月23日(月) 22時30分

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21日、人権問題で中国に批判的だったクリントン米国務長官が今回の訪中では態度を軟化させたと米メディアが報じた。写真は同長官訪中の前日、地球温暖化対策で米中の協力を訴え、米国大使館に「大きな砂時計」を届ける国際環境NGO・グリーンピース。

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2009年2月21日、米「タイム」誌は「ヒラリーの中国に対する柔らかなアプローチ」と題した記事で、人権問題で中国に批判的だったヒラリー・クリントン米国務長官がこれを封印し、態度を軟化させたと論じた。22日付で環球時報が伝えた。

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クリントン長官は20日、アジア歴訪最後の国となる中国を訪問した。就任後初の外遊先にアジアを選んだ同長官は出発前、「ブッシュ前政権が重視しなかったアジア外交に力を入れる」と宣言。だが、中国側の反応は「慎重な歓迎」に止まった。20日付中国紙「環球時報」は、「米国はこれまで中国に要求を付けつけることを習慣としていた。だが米国はすでに、中国にお願いする立場に転じている」と報じている。

中国の楊潔●(=竹かんむりに褫のつくり、ヤン・ジエチー)外相と会談した同長官は、米中の「協調路線」を強烈にアピール。同長官は95年の訪中時、中国の人権問題を厳しく批判する演説を行ったが、今回は全て封印した。記事は同長官が北京に向かう途中、「人権問題のせいで金融危機など重要な問題を台無しにすることはしない」と明言したことを挙げ、「今回は国務長官という立場。中国を怒らせるような言動は慎んだようだ」と指摘した。

米中は今後、これまでの「経済対話」と並び「政治・安保の戦略対話」も閣僚級に格上げすることで合意している。清華大学国際関係研究センターの閻学通(イエン・シュエトン)主任は、「中国はオバマ新政権との対等な対話を望んでいる」と中国側の姿勢を強調した。(翻訳・編集/NN)

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