<金融危機>中国企業、銀行からの資金調達難で担保融資業界に活路―英メディア

Record China    2009年2月22日(日) 14時43分

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20日、銀行からの資金調達難により、中国企業は担保融資業界に活路を求め、同業界が成長しているという。写真は担保融資の広告。

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2009年2月20日、環球時報によると、ロイター通信は19日、「銀行からの資金調達難によって、中国の企業は担保融資業界に活路を求めている」との記事を掲載し、中国企業の苦境とともに担保融資業界の成長を紹介した。

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記事によると、金融危機の影響が深刻化するにつれ、銀行の企業への貸し出しはますます慎重になり、企業の資金繰りは厳しくなっている。業界関係者は「上海では9割の中小企業が銀行から資金調達ができず、深刻な問題になっている」と語る。一方、企業側は会社や個人の資産を担保に入れて資金調達ができる担保融資業界に活路を求め、同業界が成長していると紹介している。

中国で担保融資業界が合法化されたのは1987年。今では金の延べ棒からマンション、工場設備に至るまで、ありとあらゆる物が担保融資の対象になっている。中小企業にとって担保融資業界は「審査が簡単で素早く、融資期間も融通が利く」重宝な存在となっており、同業界へのニーズは高まるばかりだ。現在中国には約2800社の担保融資企業があり、中国商務部は今年だけでも新たに240社の営業許可を認めている。

しかし記事は、昨年は担保に取った金や株券、不動産が値下がりするなど、同業界でも担保価値の評価に慎重にならざるを得ない状況を迎えていると伝えている。(翻訳・編集/HA)

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