<少子化>なぜ?1クラス136人のすし詰め学級が続出!―安徽省臨泉県

Record China    2009年2月20日(金) 14時50分

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19日、少子化が進む中国だが、安徽省臨泉県では学生を収容しきれずにパンク状態になる中学校が続出しているという。原因は自治体の資金難による学校不足と、都会へ越境入学してくる農村部の子女だという。

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2009年2月19日、1人っ子政策を施行して30年、少子化が進んでいるはずの中国だが、安徽省臨泉県では学生を収容しきれずにパンク状態になる中学校が続出しているとレポートされた。チャイナフォトプレスの報道。

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臨泉県のある中学校は全校生徒5008人で、1クラス136人というマンモス学級が存在している。60平米あまりの教室にタテ10列・ヨコ12列の机が鎮座し、床がまったく見えないほどのすし詰め状態となっている。当然、机は1人1個というわけにいかず、幾人かは机を共有。狭いため片手だけを机上に出してノートをとったり、休憩時間にトイレへ行こうにも身動きが取れないため、水を飲まずに我慢したりする学生が続出しているという。冬はまだしも、夏の教室は地獄の蒸し風呂と化す。

実は臨泉県は全国有数の貧困県。自治体の資金不足でハード面の改善が追い付かず、県内10万人の中学生に対して、中学校はわずかに10校しかないという。さらに近年は、周辺の農村部から出稼ぎに来ている労働者の子女らが殺到したうえ、「よりよい教育を受けたい」と農村部から越境入学してくる学生も後を絶たない。また、慢性的な教師不足も深刻だ。

ここ数年来、こうした「ハード不足」と「都市部と農村部の学生数不均衡」が続いており、県政府は08年初頭から5年計画で教育制度の整備を進める方針。教育機会の均等化と学校間の教育水準格差を改善する見通しだ。(翻訳・編集/愛玉)

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