5000人が担ぐ「長椅子の龍」、ギネス級体長で厄除け祈願―浙江省東陽市

Record China    2009年2月14日(土) 22時19分

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12日、浙江省東陽市のある村では、3600脚の長椅子をつなぎ合わせて作成された体長5.5kmの「長椅子の龍」が、5000人に担がれて今年の豊作を祈った。

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2009年2月12日、旧正月があけたばかりの浙江省東陽市のある村では、天災を避け、今年の豊作を祈るセレモニーが行われたが、その儀式に登場した「長椅子の龍」がこのほど、長さ5km以上にも達し、ギネス級の記録を達成した。チャイナフォトプレスの報道。

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3600脚の長椅子をつなぎ合わせて作成された「長椅子の龍」は、長さ5.5kmでとぐろ状に巻いており、その直径は1.75kmにも及ぶ巨大サイズ。それぞれの椅子に明かりを灯したちょうちんを載せ、それを5000人が担いでいる。先端には張り子でつくった龍の頭部がこうこうと光り、闇夜に舞った。儀式は深夜3時まで続いたという。

雨乞いの儀式として伝えられてきた「長椅子の龍」の起源は、漢代にさかのぼる。昔、渇水にあえぐ人間たちを見かねた龍が地上に降り立って雨を降らせたが、これが天の怒りに触れ、龍はこま切れにされて地上に降り注いできたという。これを悲しんだ人間たちが、バラバラになった龍の遺体を1つ1つ長椅子に載せ、1つにつなげて舞い踊り、龍の復活を願ったという故事に基づいている。この村では、これまでにも他に類を見ないような長さの龍作りにチャレンジしてきたが、このほどの挑戦は、その限界点に達するものだったという。(翻訳・編集/愛玉)

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