Record China 2009年2月9日(月) 18時44分
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7日、中国政府は2030年までに、チベット高原の生態系保護の為のセーフティーネットを構築し、同地の草原退化・砂漠化・氷河の溶解などを食い止め、生態系の循環を回復することを目指す。写真は同地域北部に位置する蔵北草原。
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2009年2月7日、チベット自治区環境保護局によると、中国政府は06年の「十一五(第11次5カ年計画)」からチベット高原の生態系保護に取り組んでいるが、このたび2030年までにさらに200億元(約2600億円)以上の資金を投入し、チベット高原の生態系保護を目指したセーフティーネットを構築することを計画している。新華社通信(電子版)が伝えた。
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チベット高原では草原の退化、砂漠化、氷河の溶解など生態系破壊が深刻化しており、これは中国だけでなくアジア地域全体の生態環境にも大きく影響する。
政府は3つの保護区域を設定し、それぞれ草原、湿原、森林など重点的に保護するとしている。08年から2015年までの当初目標として、放牧の禁止、害虫とネズミの駆除、農村のメタンガス普及など5つの保護策を通して、全地域の30%を占める草原退化度が中〜高度の地域を回復させ、多様な生物の生育・生息環境破壊の抑止を目指すとしている。
また2015年以降の後期目標には、生態系保護の為のセーフティーネットを2030年までに完成させ、チベット高原における健全な生態系の循環を実現、これにより中国と周辺国家・地域の生態系保護に十分な役割を果たすことが掲げられている。(翻訳・編集/津野尾)
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