<中華経済>中国の外貨資産7割が米ドル建て―米シンクタンク報告

Record China    2009年2月7日(土) 8時12分

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6日、米シンクタンクはこのほど、中国が08年末に保有する外貨資産は同年のGDPの5割に相当する2兆3000億米ドルで、その7割に当たる1兆7000億米ドルが米ドル建て資産であるとの報告をまとめた。資料写真。

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2009年2月6日、6日付第一財経日報によると、米国のシンクタンク、米外交問題評議会・地政学経済研究センターはこのほど、中国が08年末に保有する外貨資産は同年のGDP(国内総生産)の5割に相当する2兆3000億米ドルで、その7割に当たる1兆7000億米ドルが米ドル建て資産であるとの報告をまとめた。

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報告によれば、中国が保有する外貨資産は、外貨備蓄が1兆9500億米ドル、その他外国資産が1080億−1580億米ドル、国有銀行及び、政府系投資会社である中国投資有限責任公司の外貨資産が2500億米ドル。

うち7割が米ドル建て資産となっており、中国の08年のGDPの4割が米国市場に投資された計算となる。米ドル資産の内訳は、米国債が9000億米ドル、機関債が5500億−6000億米ドル、社債が1500億米ドル、証券が400億米ドル、短期預金が400億米ドル。米財務省が公表する数字を大きく上回っているが、同報告を作成した研究者によれば、米政府は中国が保有する米ドル資産を低めに見積もって公表しているという。

米財務省によれば、中国の米国債保有額は08年11月末時点で6819億米ドルと世界1位の規模。中国は08年第4四半期以降、外国資産の購入ピッチを緩めているものの、それ以前の07年第4四半期から08年第3四半期までの保有増加額は7000億米ドル超に達し、同期の外貨準備高の増加額を大幅に上回った。(翻訳・編集/HI)

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