<四川大地震>旧正月迎えた被災地、13兆円投じ急ピッチで進む復興―中国

Record China    
facebook X mail url copy

拡大

2009年1月、四川大地震から7か月が過ぎた被災地は旧正月を迎えた。今なお傷跡は生々しく残るが、3年間での復興を目指し、再建は急ピッチで進められている。写真は25日、旧正月の前日に北川県住民は市街地跡地を訪れ死者を弔った。

(1 / 6 枚)

2009年1月、四川大地震から7か月が過ぎた被災地は旧正月を迎えた。多くの被災民が仮設住宅暮らしを余儀なくされているなど今なお傷跡は生々しく残るが、3年間での復興を目指し、再建は急ピッチで進められている。

その他の写真

2008年5月12日、四川省を震源にマグニチュード8を超える超大型地震が発生した。7万人が死亡したほか、今なお1万7000人が行方不明となっている。住宅倒壊が相次ぎ多くの人々が家を失った。震源に近い北川県では市街地の放棄が決定され、全住民が移住する事態にまで陥った。

未曾有の災害から復興するため、中国政府は強力に復興対策を進めている。地震から3か月後の8月には四川大地震復興再建総計画が承認され、3年間で回復するとの目標が定められた。昨年末に発表された4兆元(約52兆4000億円)の景気対策のうちほぼ1兆元(約13兆1000億円)は被災地復興にあてることを表明している。現時点で企業は生産能力の97%を回復しほぼ被災前の水準に達したほか、倒壊家屋の再建や破損家屋の修繕も急ピッチで進んでいる。

さきごろ四川省統計局によって発表された08年の四川省のGDP成長率は9.5%。前年から4.7ポイント低下したとはいえ、全国平均9%を上回る結果となった。中国政府は今後も復興対策を進めることで、同省住民の収入を確保できるとの見通しを示している。(翻訳・編集/KT)



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携